職場で研究開発に携わっていたこともあり、特許を取得する機会がありました。取得にあたっては、新規性などを知財部と何度も協議しましたが、知らない専門用語も多く、必要以上に時間を要したように思います。そのような中で、専門用語を調べていると見つけたのが知的財産管理技能検定という検定試験でした。1級から3級まであるようですが、3級からしか受験できないようです。3級は知財の基礎が広く網羅されているということで、勉強がてら資格取得を目指すこととしました。
試験内容
出題範囲は以下のように幅広くなっております。
・特許法、実用新案法
・意匠法
・商標法
・著作権法
・不正競争防止法、独占禁止法
・各種条約
試験は学科試験と実技試験があり、両方とも30問45分の短時間での勝負になります。
合格点が得点率70%とこれまで受験してきた他の試験が概ね60%であったのに対して、少し高めの設定ではありますが、合格率は70%ということですので、しっかりと学習すれば合格できる試験であると思われます。
勉強方法
公式問題集のみを繰り返し何度も解きました。試験内容が短時間で多くの問題を解く形式でしたので、この勉強方法は有効であったと思います。勉強時間も短時間で済みますので。
試験結果とその後
学科試験の勉強は広く知識を習得でき、特に私の場合は特許法、実用新案法に関する理解が深まり、翌年度以降の特許申請に係る知財部との調整がスムーズにいったように思います。また、実技試験の勉強は、関連法規を実際の事例にあてはめるとどのようなことになるのかを把握することができて、特許の必要性などを再認識することができました。
この時は、2級も簡単に合格できるかなと考えていました。3級と比べるとかなり難しいことも知らずに。
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